Pioneer CS-880 | |
\108,000(1台、1977年1月頃) |
低域には、バスレフ型に適応した新開発のコーン紙に特殊な処理を施し、すぐれた過渡特性を得た38cmウーファーを採用しています。 エッジには温度・湿度変化に対し安定した制動剤を塗布し、2重スパイダー方式とあいまって、ハイコンプライアンスを得ると同時に、リニアリティが一段と向上しています。 ボイスコイルにはアルミボビンに銅リボン線をエッジワイズ巻きしたロングタイプを採用しています。また、磁気回路には160mmφのフェライトマグネットを、そして純銅キャップを装着し、磁気回路センターポールから発生する非直線歪や磁気歪をおさえています。 中低域には、コーン紙の表面に特殊な処理を施した20cmのユニットを採用しています。 純銅キャップ装着のセンターポール、120mmφのフェライトマグネット、アルミボビンを巻かれたロングボイスコイルなど低域用としても十分に使える構造になっています。 さらに、ユニット後部に4800cm3の完全密閉のバックチャンバーを設けて、低域部をさらに強化し、吸音効果と共に後方での音の干渉をさけています。 中高域にはPD-50とPH-50を組合わせたセクトラルホーンスピーカーユニットを採用してます。 PD-50の振動板は20μの超硬質チタン箔を採用し、リニアリティの高いポリエステル系フィルムのコルゲーションエッジを張り合わせたフリーエッジ方式を採用しています。 ギャップの利用効率のよいエッジワイズボイスコイル、100mmφのフェライトマグネットの採用により、高能率を得ています。 振動板のエッジ表面の反射は、高密度の吸音フェルトを用いて吸収し、周波数特性の平坦化と音質の向上をはかっています。 ホーンユニットPH-50は、カットオフ周波数500Hzの本格的セクトラルホーンです。 十分な肉厚をもったアルミホーンとすることで、共振をおさえトランジェントのすぐれたホーン臭のない素直な音質を実現しています。 エンクロージャーには、十分な板厚と容積を持つ強固な構造に、パイプダクトを設けた位相反転方式を採用しています。 また、中央部に吸音材による仕切りを設け、ウーファーのハイカットフィルターとして働くとともに、定在波の発生を防いでいます。 |
方式 | 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・フロア型 |
使用ユニット | 低域用:38cmコーン型 中低域用:20cmコーン型 中高域用:セクトラルホーン型(PD-50+PH-50) |
インピーダンス | 8Ω |
再生周波数帯域 | 30Hz〜21000Hz |
出力音圧レベル | 94dB/W/m |
最大入力 | 100W |
クロスオーバー周波数 | 450Hz、1400Hz |
外形寸法 | 幅515×高さ875×奥行400mm |
重量 | 44.5kg |
Pioneer S-W05
Pioneer S-W05-K | |
\55,000(1台・1998年発売) |
シアターシステムでの低域再生のために開発されたウーファーシステム。 ユニットには15cmのリニアパワーユニットを2基搭載しています。 また、アンプにはDクラスのPWM方式により小型・高効率の200W出力デジタルスイッチングアンプを採用しています。 |
方式 | 1ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・フロア型・防磁設計(EIAJ) |
使用ユニット | 低域用:15cmコーン型×2 |
インピーダンス | 4Ω |
再生周波数帯域 | 20Hz〜200Hz(-15dB) |
定格出力 | 200W(EIAJ) |
ハイカットフィルター | 50Hz〜200Hz |
位相切り換え | 0-・180- |
外形寸法 | 幅210×高さ550×奥行428mm |
重量 | 14.8kg |
備考 | サランネット付属 |